こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・ハウスメーカーの提案外構が高い理由
・外構の中で高い工事内容
・提案外構が高い時の対処法
ハウスメーカーから外構の提案を受けたけど、費用が予算内に収まらない。
そんな困り事に直面する方は少なくないかと思います。我が家もそうでした。
ハウスメーカーの見積りには外構予算も確保されていましたが、満足したデザインを実現しようとすると足りません。
初めから十分な予算を確保して欲しいのですが、なぜハウスメーカーからの提案外構は予算を超えてしまうのでしょうか。
ハウスメーカーの提案外構が高い理由とその対処法をまとめましたので紹介します。
それでは、早速始めていきましょう。
Contents
ハウスメーカーの提案外構が高い理由
ハウスメーカーの外構が高い理由は大きく3つあります。
それぞれ確認していきましょう。
・ハウスメーカーの対応範囲外
・外構費用に紹介料上乗せ
・頑丈で高い材料費
ハウスメーカーの対応範囲外
その理由は、外構はハウスメーカーではなく提携業者が対応するので、ハウスメーカーは予算枠の確保しか出来ないためです。
外構見積もりを確認できるのはハウスメーカーとの契約後のため、外構見積もりを取ったら予算を超えるという現象が起こりえます。
例えば、予算6000万円の希望に対して予算計画書を作成するとします。
そのうち3000万円を家本体と外構に使用できるとした場合、外構費用を400万円確保するより200万円確保して、家本体に割り当ててより良い提案をした方がハウスメーカーとしては受注できる可能性は高まりますよね。
そのため、ハウスメーカーが外構のために確保する予算枠は平均もしくは低めに設定されることが多いです。
ただし、外構費用の相場がどの程度かわからないのが困るところですよね。
そこで役に立つのが外構一括見積サイトです。詳細は後章で紹介します。
外構費用に紹介料上乗せ
ハウスメーカーから提携外構業者には紹介という形で注文住宅契約者が共有されます。
外構業者は営業活動なく外構が必要なお客さんを得ることが出来るため、ハウスメーカーに対して紹介料を支払う仕組みになっています。
そのため、外構業者の見積もりには紹介料が上乗せされた金額が提示されます。
頑丈で高い材料費
ハウスメーカー紹介のため、頑丈な外構作りをする業者が多いようです。
実際にハウスメーカーの営業担当の方から教えてもらった話ですが、駐車場のコンクリートが厚い、フェンスの基礎が深いなどに違いがあるとのことでした。
そのため、同じデザインでも他業者と比較して材料費が増えて、費用が高くなるというケースが多くなります。
提案外構が高い時の対処法
ここまでの説明でハウスメーカー提携の外構業者のみで判断するのは割高になる可能性があるということは理解できたかと思います。
その対処法として有効なのが、外構一括見積サイトの利用です。
簡易な必要事項を入力するだけで、無料で提案・見積もりを受けることが出来ます。
外構一括見積サイトを活用するメリットは3つあります。
・複数の提案を受けられる
・費用比較が可能
・地域の信頼ある業者を選定
複数の提案を受けられる
外構業者によって得意・不得意があります。
庭の広さや環境、希望デザインによって提案内容に差が出てきます。
そのため、自分に合った業者を見つけることが重要です。
ハウスメーカー選びと同じように複数業者を比較し、提案内容を聞きながら理想を追求した外構設計を進めると良いでしょう。
実際に業者と話をすると、積極的に提案してくる場合や希望通りに作りますよという柔軟な場合など様々でした。
費用比較が可能
複数社から見積書を入手することで費用の相場感を把握することが出来ます。
我が家はハウスメーカー含めて4社の話を聞きながら進めました。
要望内容は同じにしていましたが、初期見積額は240万円〜340万円でした。
この時点ですでに100万円の差が生じています。
材料費だけでなく、設備・機器費用や人件費による影響もあります。
地域の信頼ある業者を選定
購入エリアに対応した信頼ある業者を紹介してくれます。
自分で業者を探して連絡する手間を省くだけでなく、国家基準をクリアした優良企業300社以上の中から紹介してくれるため、外構の失敗リスクを下げることが出来ます。
ご自身で直接業者に連絡することも可能ですが、対応エリアでなかったり、十分な実績がなかったりするリスクが考えられますので注意しましょう。
外構の中でも高い工事内容
外構一括見積サイトを利用するだけでなく、外構費用の高いポイントを把握し、デザインを損なわず安くする方法を知っておきましょう。
外構費用の中でも高額な内容は次の3つです。
・駐車場
・アプローチ
・フェンス
駐車場
わが家の外構で最も高かったのが駐車場です。
車2台分でカーポート含まず51万円でした。
その高額理由はコンクリートです。費用は使用量に比例するため、厚かったり広い面積に利用すると金額は高くなります。
もともと75万円だったのですが、コンクリートの間に目地を入れて面積を少なくして費用を抑えました。
好みにもよりますが、コンクリートではなく石畳や砂利にすることでも良ければ更に費用を抑えることが可能です。
アプローチ
アプローチもデザインや面積によって高額になります。
家の顔になるので個人的にはお金をかけても良い箇所かなとは思います。
わが家はレンガを8平米使用し、27万円かけました。
石張りを利用する家をよく目にしますが、比較的安価でおしゃれに見えるので人気となってます。
フェンス
フェンスも比較的高額となります。
フェンスを立てるためにブロックを基礎として固定し、コンクリートも使用することが影響しています。
わが家はフェンスは必要最低限にし、オープンな外構に仕上げて費用を抑えました。
まとめ:複数業者を比較
ハウスメーカー紹介の外構業者で外構も進める方が多いため、ハウスメーカーから外構業者への紹介料は高めに設定されていることが多いようです。
さらに、提携業者の頑丈な作りにより材料費が増えて見積り金額が高くなります。
そのため、無料で活用できる外構一括見積サイトをうまく利用し、相場の価格帯を把握し、予算内で納得のいく外構を実現しましょう。
注文住宅設計が進み始めたら早めに依頼し、外構設計の時間も十分に確保できるようにするのがオススメです。