こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・気になる家庭用プールの水道代
・水は何日使える？
・知って得！家庭用プールの豆知識
実際に我が家もビニールプールを使う時になって、『結構水を使うな。。』と水道代が気になりました。
結論、おおよそ大型プールは430円、小型プールは60円です。
1回のプールでおおよそいくら掛かるのか把握しているだけで、感覚も対応も異なってくるかと思いますので、計算方法含めて丁寧に解説していきます。
それでは、早速始めていきましょう。
Contents
気になる家庭用プールの水道代
実際に計算してみると、おおよそ大型プールは430円、小型プールは60円です。
想定するプールはこちらの2つのプールにします。
水道代の計算方法
地方自治体によって異なりますので、横浜市を参考に計算します。上記の表は2020年の2ヶ月分の水道料金を示しています。
また、使用量によって単価も変動するため条件を固定します。
【計算条件】
・プール以外の一般使用量30m3
・プールの2/3水を入れる
・16回／2ヶ月のプール遊び
・毎回水は入れ替える
次に1回のプールで使用する水量を計算します。
【大型プール】
2.08m3 =（183x305x56cm）×2/3÷1000000
【小型プール】
0.37m3 =（π×（147/2）^2×33cm）×2/3÷1000000
大型プールは小型プールの約5.6倍の水を使用することになります。
次に2ヶ月のプールだけの使用量を計算します。
【大型プール】
33.28m3 = 2.08m3×16
【小型プール】
5.92m3 = 0.37m3×16
プール以外の使用量30m^3を加えて合計使用量を算出し、料金表と照らし合わせます。
【大型プール】
63m3 = 33.28m3＋30m3
【小型プール】
36m3 = 5.92m3＋30m3
料金表に記載の計算式に基づき、計算します。
【大型プール】
10,239円＝269円×63m3−6,708円
【小型プール】
4,280円＝158円×36m3−1,408円
2ヶ月の料金が算出されたので、これからプール以外の30m^3のみ使用した時の料金を引きます。
【プール以外の料金】
3,332円＝158円×30m3−1,408円
最後に2ヶ月合計料金からプール以外の料金を引いて、使用回数の16回で割ります。
【大型プール】
432円／回 =（10,239円−3,332円）÷16回
【小型プール】
59円／回 =（4,280円−3,332円）÷16回
大型プール、小型プールの1回あたりの水道料金が算出されました。
1回あたりの使用量差は5.6倍ですが、料金に換算すると7.3倍になります。
水道料金は使用するほど単価が高くなる設定になっているため、このような結果となりました。
小型プールが安いのは明らかですが、大型プールの1回の水道代は市営プールの料金と同じくらいの金額になりますね。
水を大切にする意識はもちろん重要ですが、お金の視点では家庭用大型プールでも市営プールでも大差がないことになります。
水は何日使える？
節約の観点もありますが、使用する水の量も多いので「水を大切に使う」という節水の観点でも気になるポイントですよね。
結論、プールの水は毎日替えるか、塩素を使用して消毒して数日利用するかが望ましいです。
毎日替える必要性
プールの水をそのまま残し、数日様子を観察しました。
1日目 特に違和感なし
2日目 特に違和感なし
3日目 少しぬめりが発生
4日目 ぬめりが強くなる
プールの状態観察は上記のような結果となりました。
この「ぬめり」の原因を調べると細菌など微生物のようです。時間経過とともにプール内の微生物の数は増えているということになります。
感覚的にはそう思いますが、念のため水道水がどんな検査をされているか確認してみました。
神奈川県営水道の水道水の一般細菌の検査は、末端給水栓水で毎月行っており、通常は1mL中に0個です。
水質基準では「水道水1mL中に100個以下であること」と決められています。
一般細菌は、様々な細菌が増殖可能な「標準寒天培地」を用いて、約36℃で24時間培養したときに集落を形成する細菌数から求めます。
リンク：神奈川県HP
水道局として24時間以内の細菌の増殖率は確認して保証されているが、24時間以降は保証外となるようです。
そのため、ぬめりがなかったとしても毎日水を変えて、保証された状態で使用するのが良さそうですね。
消毒する
それでも水の使用量が多いから節約・節水したいという人に必要なのは塩素による消毒です。
実際に公共プールでも塩素消毒は一般的に実施されているので、抵抗感は低いと思います。
プールの使用頻度が多い家庭は試してみてはいかがでしょうか。
知って得！家庭用プールの豆知識
自宅でプールをやる時は出来る限り楽をしたいですね。
空気を入れる時、水を入れる時の楽するワンポイントを紹介します。
インテックス製プールの空気入れ
ドライヤーを使用して空気を入れている方も多いかと思いますが、手のひらサイズの電動空気入れがあると、わざわざ洗面所から持ち出す必要もなく、コードレスなので楽できます。
仕上がりの空気圧も全く違うので試してみる価値アリです。
プールに水を入れるコツ
プールに水を溜める際、ホースをプールの中に入れて水を入れるかと思いますが、
水圧でノズルの向きが変わってプールの外に向いてしまい、プールに水が全然溜まってなかったということを経験したことがある人は少なくないかと思います。
それで時間と水を無駄にしてしまうのは勿体ないですよね。
それに対する簡単な対策が延長ホースのノズルを外すということです。
ノズルを外すとホースから出力される水の水圧は弱くなり、プールの外に向くこともないでしょう。
まとめ：水道料金は大型430円、小型60円
気になる家庭用ビニールプールの水道料金は、大型プール430円、小型プール60円です。
大型プールは少し高めですが、水は毎日交換するか消毒して使用しましょう。
料金感覚、水交換頻度を知っておくと対応も安心して決められますね。
水を大切にしつつ、プール遊びを満喫ください！
