こんな困り事にお答えします。
本記事の内容
・値引前にすべき3つ
・値引当日にすべき3つ
・やってはいけない3つ
ミニバンへの買い替えを検討し、大手三社にオプション込の見積もりをお願いしたら想像以上の金額でガッカリしたという方も少なくないかと思います。
ミニバン新車の価格帯はグレードやオプションによって金額差は大きく250〜500万円となっていますが、希望条件を諦めずに予算内に収まるようにしたいですよね。
我が家は、『渋滞追従機能付ACC、高速道路の燃費、走行性』に魅力を感じてステップワゴン スパーダハイブリッド G・EXホンダセンシングを第一候補として考えました。
10インチ画面ナビやリアモニター、ガラスコーティングなど多数のオプションを希望し、初期見積は450万円超という内容でした。そこから交渉を開始し、57万円値引きの407万円での購入を実現しました。
この大幅値引きを実現させた実際の方法を紹介します。
それでは、早速始めていきましょう。
Contents
値引交渉前にすべき3つ
値引きは交渉当日だけでなく、事前の準備が大事になってきます。
自分の希望ランクやオプションの整理はもちろん、ディーラーの営業担当に『値引の武器』を渡すことを意識して検討を進めていきました。
その武器となるポイントがこちらです。
<ポイント>
1.車購入時期の共有
2.競合の見積入手
3.市販品の調査
車購入時期の共有
『今月購入を考えています』のように具体的な日程を提示して、購入することは確定していて、メーカーと車種を選ぶ状況ということを共有しました。
具体的な日程を伝えることで、営業の本気度がUPします。
営業側の目線で考えたら、購入するかどうか決まっていないお客さんより、購入が決まっていて他社との勝負になっているお客さんに力を入れたいはずです。
担当営業から最大値引きをゲットするためにも、購入意欲をしっかり伝えましょう。
競合の見積入手(ノア・ヴォクシー、セレナ)
王道の手法ですが、トヨタ(ヴォクシー)と日産(セレナ)からも見積書を入手して比較するようにしました。
競合メーカーと比較することで価格感覚を養うだけでなく、ステップワゴンの特徴理解や自身の車に対する知識も深まり、より良いランク・オプション判断が出来るようになります。
また、競合比較して判断する予定であることは、担当営業には事前に伝えておくと良いでしょう。他社を意識した見積作成を期待することが出来ます。
また、車選びのポイントを担当営業から聞かれると思いますが、『価格と値引額』であることをはっきり伝えておきましょう。
市販品の調査
ナビとフロアマットの持込検討をしました。
持込とは市販品を自分自身で購入し、納車前にディーラーに渡して装着してもらう方法です。
純正品やディーラーオプションに比べて市販品の方が安いのですが、持込検討していることを伝えれば『差額分値引きします』のようなコメントを引き出すことが出来るかもしれません。
コメントが引き出せなくても、市販品を購入して装着すればその差額分は安くなるため、どちらでも良いと考えましょう。
我が家は、ナビは他機能との連携もあったので値引対象としてオプションに残し、フロアマットのみ持込としてお願いしました。
値引当日にすべき3つ
前章の「値引前にすべき3つ」を実施していれば、ある程度の値引きをゲットできることは間違いありませんが、まだやれることはあります。
最大値引きに向けてあと一歩頑張ってみました。
<ポイント>
1.オプションの精査
2.条件付きの判断
3.点検パックの追加
オプションの精査
これまでの検討内容を踏まえて、最初にもらった見積書から不要と判断したオプションを外すようにお願いしました。
予算内に収めることが絶対条件であり、自分自身でも努力している姿勢を伝えることを意識しています。
この時、持込品の価格も含めて考えることを忘れないようにしましょう。
我が家の場合、フロアマット(2万円)含めて395万円と考えていたので、車両購入価格は393万円以内を目指していました。
条件付きの決断
最終見積が提示された段階で条件付きの決断をするようにしました。
『393万円でしたら購入します』と伝えました。
結果としては、「400万円が限界」という担当営業の苦渋の回答でした。
すでに値引幅40万円であるため、かなり値引きをしてくれている状態です。
価格差7万円の攻防を進めることも考えましたが、より両者が得すると考えた次の提案をしてみました。
点検パックの追加
『5年車検までの点検パックを追加して405万円でどうでしょうか』という問いに変更しました。
ディーラーは収益源となるメンテナンス含めた契約を希望しているため、旨味のある話となります。
私にとっても提示された400万円から5万円アップで5年車検まで保証してもらえるなら嬉しい話となります。
ただ、5年車検までの点検パックは定価17万円のため、かなり踏み込んだ交渉です。
結果としては、『407万円でしたらOK』という回答を得て契約することにしました。
やってはいけない3つ
大幅値引き実現のために”すべきこと”だけでなく、”やってはいけないこと”があるので意識しましょう。
<ポイント>
1.営業を敵にする
2.決算月への固執
3.値引交渉後の変更
営業を敵にする
やはり、提案や見積書作成を進めてくれる担当営業とは良好な関係を構築するのが望ましいです。
担当営業も人ですので良い関係が出来ていれば『この人が望む車生活を実現してあげたい』という気持ちで積極的な協力となります。
一方で、疑心暗鬼が払拭できない関係となってしまうと大幅な値引き提示の期待は薄くなってしまいます。
担当営業には、可能な限り会って『ステップワゴンが良い』という気持ちを行動と言葉でしっかり伝えておきましょう。
決算月への固執
決算月は駆け込み需要を期待して値引き幅が大きいという定説があるのですが、車メーカーの場合は必ずしもそうとは限らないようです。
購入時の営業曰く、「決算月は呼び込みをしなくてもお客様がきてくれる月」とのことで、それ以外の月での売上を伸ばすかにも当然注力しているようでした。
そのため、私のような決算月でない6月契約でも大きな値引きを対応してくれます。
値引交渉後の変更
値引後の変更は、定価に近い金額で請求されてしまうので要注意です。
契約後のディーラーは、頭金ももらった受注済の状態のため安心しています。
変更要望に対して値引きしなくても解約されるというリスクも殆どありません。
そのため、可能な限り契約前に全てを決めるようにしましょう。
まとめ;見積書の内容公開
事前にすべきこと、当日すべきこと、やってはいけないことを紹介してきましたが、難しい話はなかったかと思います。
『ステップワゴンにしたい!』という気持ちを、しっかり営業に伝えて、動いて大幅値引きゲットするようにしましょう。
我が家は、この方法で値引率12.3%の57万円の値引きを実現しました。
参考情報として活用頂き、納得の新車購入を実現させてください。