本記事のテーマは「1Rマンション所有が年間貯蓄いくらに相当するのか」についてです。
1Rマンションは所有するだけで意味があると言われますが、いったいどれくらいの効果があるのでしょうか。
毎年継続して貯蓄した場合と比較して検証してみます。
結果は、
20年後には1部屋あたり年間25万円の貯蓄効果が得られます。
1Rマンション所有効果の貯蓄換算
1部屋あたり年間25万円の貯蓄効果を算出した条件は以下のとおりです。
・1Rマンション価格(2000万円)
・借入条件(フルローン、35年、金利1.70%)
・減価償却費 25万円/年
・家賃利益はローンと諸費用で±0円
・税金や節税効果、金利・家賃・資産価値変動は無視
・人災・天災は無視
家賃下落を考慮してませんが、節税効果や月々収支を±0円の厳しい条件にしています。
減価償却費は躯体と設備で償却期間が異なるため、通常は分けて考えるのですが、簡易化のために平均的な値として年間25万円としています。
シミュレーション条件を決める際の投資リスクは別記事に基づいていますので、気になる場合は参考にしてみてください。
また、金利はしばらく低い水準で推移することが想定されますが、20年先も同程度の低金利状態が続いているかはわかりません。
そのため、本来は複利効果を考慮しながら繰上返済を実施したいです。
ただし今回は、不動産所有を貯蓄換算し、効果額を比較することを目的にしているので繰上返済は考慮せずにまとめています。
4部屋所有の場合のシミュレーション
1部屋あたり年間25万円ですが、4部屋所有した場合は年間100万円の貯蓄と同じ効果となります。
所有部屋数に比例して資産形成額は増えていきます。
自己資金なしでこれだけの資産形成が可能なため、
1Rマンションは早い段階で多く所有することで高い効果が得られます。
ただし、空室リスクが低く、資産価値や家賃が維持されやすいエリアを選択することが非常に大事ですので、東京23区に絞って投資することが望ましいです。