投資信託

基本から証券会社の選び方!投資信託(つみたてNISA)を始めよう

Aさん
Aさん
投資信託って何?積立投資とは違うの?
Bさん
Bさん
証券会社って色々あるけど、どこで始めるのが良いの?
Cさん
Cさん
親にはまず貯金しなさいと言われたんだけど、間違ってるの?

 

こんな疑問を解決する記事を用意しました。

投資信託の基本を抑えて、投資信託を始めることは難しいことではありません。

一般社団法人 投資信託協会のHPに投資信託について細かく説明されていますが、内容を要約し、簡単に始められる記事構成にしています。

本記事では投資信託とは何かを説明し、証券会社の選び方、口座開設の仕方、商品の選び方の3つのSTEPを紹介します。

投資信託とは何か?

まず、投資信託について簡単に説明します。

一言で表現すると、

「お金を預けて、決めた投資方針に従って運用してもらう」

という金融商品です。

Cさん
Cさん
貯金とは何が違うの?

投資信託の貯金との違いは大きく3つです。

  1. 商品(運用対象)を選ぶ必要がある
  2. 預けると手数料が取られる
  3. 預けた額よりも減る可能性がある

ただ保管してもらうだけの貯金とは異なるので、商品を選択する意思決定が必要だったり、資産が減少するリスクが存在します。

貯金で増えた時代もある

Bさん
Bさん
親が貯金を勧めたのはなぜだろう?

商品を選ぶ手間がないことや、元本割れするリスクがないことで推奨していた場合もありますが、高度経済成長期は銀行にお金を預けるだけで資産が増えたというのが大きな理由かと思います。

日本という国自体が急激に成長していたため、高金利で推移していました。

しかし、バブル崩壊後に日本の成長が停滞し、低金利になった後も「貯金をすれば良い」という考え方から脱却できず、貯金に頼る資産形成を子どもに伝承したと考えられます。

もちろん、貯金は大事なのですが、低金利時代には貯金だけでなく、自ら運用することが資産形成を加速するためには必要です。

積立投資との違い

Aさん
Aさん
貯金との違いはわかったけど、よく耳にする積立投資とはどう違うの?

投資信託とは、「お金を預けて、方針に従って運用してもらう」と説明しましたが、

積立投資とは、

定期的に一定額投資し続ける手法

のことです。

そのため、一括で100万円預ける投資信託もあれば、100万円を100ヶ月に分割して毎月1万円預ける投資信託も存在します。

前者は一括投資信託で、後者は積立投資の投資信託に分類されます。

投資信託と積立投資は全く別の意味ですが、同じタイミングで耳にすることが多いと思いますので困惑しないように覚えましょう。

証券会社とは何か?

投資信託を始める際、私達の窓口を担ってくれるのが証券会社や銀行の販売会社です。

販売会社の口座を開設し、その口座から指定した信託商品に投資することになります。

役割はどの販売会社も同じですが、店舗型証券ネット証券の2つに分類されます。

店舗型証券は窓口での相談は可能ですが、ネット証券の方が手数料が低いためオススメです。

投資信託の仕組み

投資信託は次のような仕組みで成り立っています。

  1. 運用会社によって投資信託(商品)が作られる
  2. 販売会社を通じて販売される
  3. 投資家(私達)が投資信託を選択する
  4. ファンドにお金が集まる
  5. 運用会社の運用方針に従って、ファンドが株や債券に投資をする
  6. ファンドの運用成果を販売会社経由で投資家に還元する

このように販売会社、ファンド、運用会社が関連し、それぞれが役割を果たすことで投資信託は成立しています。

運用益を含む預り金から手数料を引いた分が投資家に還元されるため、手数料が低く、高い運用年率が期待できる商品を選ぶことが重要です。

これで投資信託の概要は以上となります。いよいよ実際にネット証券で口座を開設してみましょう。

STEP1 証券会社を選択する

ネット証券はいくつも存在しますが、「手数料」「商品ラインナップ」「使い勝手」の観点で評価を得ているのがSBI証券楽天証券です。

詳細は比較サイトでに記述されておりますが、各社の人気理由はこちらです。

SBI証券

  • 手数料無料の範囲が広い
  • 商品ラインナップが豊富
  • 取引ツールが高品質



楽天証券

  • つみたてNISAは楽天カードで取引可能。ポイント1%付与。
  • 商品ラインナップが豊富
  • 楽天会員は30秒で申し込み完了

楽天証券の口座開設はこちらから可能です。

STEP2 口座を開設する

基本的には次の流れになります。

  1. 口座開設申込み
  2. 口座開設完了「ログイン情報のお知らせの受け取り(郵送)」
  3. HPで初期設定
  4. マイナンバー登録
  5. 入金
  6. 商品選択で取引開始

開設の流れの詳細は各社HPに記載あります。

 

また、NISAを利用していない場合、同時につみたてNISA口座を開設することがオススメです。

つみたてNISAは、金融庁により選別された商品からの選択が必要ですが、毎年40万円の投資枠を上限に20年間運用益が非課税になるメリットがあります。通常であれば運用益には20.315%の税金が課されます。

一般NISA・つみたてNISA【どっちを選ぶ?】どうもこんにちは! まねろです。 本日は『一般NISA・つみたてNISAどっちを選ぶ?』について、まとめていきます。 ...

STEP3 商品を選択する

最も重要な投資商品の選択です。

つみたてNISAで人気なのが、アメリカの上場企業の代表銘柄500社の株価を基に算出されるS&P500に関連する商品です。

S&P関連の中でも手数料が低く、楽天証券の積立件数ランキングで1位なのがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。(2020年2月時点)

人気の理由は、下記のグラフのようにずっと上昇を続けているからです。


S&P500の推移

引用:https://www.multpl.com/s-p-500-historical-prices

最近のコロナウィルスの件で暴落していますが、リーマンショックも乗り越えているので再び上昇すると考えられています。

その下支えになっている理由が次の2つです。詳細は別記事を参考にしてみてください。

  1. 人口が増え続けること
  2. 資本主義を追求した経営が根付いていること
アメリカ人口とS&P500の相関本記事のテーマは「アメリカ人口とS&P500の相関」についてです。 S&P500はアメリカの人口増加が予想されるか...

書籍の紹介

投資信託について、ポイントを抑えて整理しました。

さらに細かく学びたいという場合、書籍から吸収するのがオススメです。

基礎と詳細の2冊を紹介します。

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かんき出版

まとめ

「まず貯蓄」という教育の影響で投資を避けてきた人は多いかと思います。しかし、それでは資産形成を加速させることはできません

貯蓄だけでなく、投資に分散することで資産形成のスピードを上げる可能性が高まります。投資の中でも投資信託を積立投資として活用することで少額で始めることが可能です。

手数料が低く、便利なネット証券(SBI証券、楽天証券)で口座開設して、商品を選択して始めましょう。アメリカの今後の人口増加予測からS&P500に投資することがオススメです。

投資に不安がある方は、毎月千円でも試しにやって、続けるのか見極めるのが良いかと思います。

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